20:00~20:45 セミナー
今回の名著講読会では、大きく3つのパートに分けてお話する予定です。
まず、著書『おもてなし研究の新次元――日本型マーケティングの源流』をもとに、知っているようで知らない「おもてなし」の本質的な部分についてさらっと概説します。
その後、これまで何度も危機に瀕してきた伝統文化産業である茶の湯・茶の湯がどのようにサバイバルしてきたか、また大きなパラダイムシフトの契機となったコロナ禍をへて、まさにいまどのように変わろうとしているか等、ページの関係で本書から外した事柄も含めてお話します。
最後に、コンテンツそのものから少し離れて、ノウハウ的な話になりますが、万葉集やカラオケ、茶の湯というような一見無関係に見えるものを比較する方法について少し触れてみたいと思っています。
書籍の紹介からはじまる話の展開をお楽しみに
20:45~21:00 質疑応答
著者である相島淑美氏に直接質問し、書籍・今回のセミナーの内容や出版後に得た知識などを
ディスカッションしましょう。
※全ての質問のご回答、解決をお約束するものではございません。
※参加者様には録画動画を配布いたします。スライドはPDFでお渡しします。
(略歴)
日本経済新聞社(東京本社流通経済部)を振り出しに、アカデミックキャリアの前半は文学部英文科でアメリカ文学・文化を教える。翻訳家時代(鈴木淑美名義)をへて関西学院大学経営戦略研究科に入学、佐藤善信教授(現 同大名誉教授)の指導のもと博士論文The origin and development of the Japanese concept of omotenashi にて学位取得。
外国人が多い横浜で育ったせいか、子どものころから「こういうとき、日本人は~~なのになぜ外国人は‐‐なんだろう」としょっちゅう考えていた。慶應義塾大学大学院文学研究科でこの疑問を「アメリカ人の精神」という視点からとらえようと試みたがものにならず、いったん挫折。その後IBAでマーケティングを学び「価値共創」の概念と出会ったことで、おもてなし研究にめざめ、現在に至る。
**主催:IBA名著講読会 積高之
IBA 関西学院大学経営戦略研究科の20周年をきっかけに作成されたコミュニティです。在学生・卒業生に役立つセミナーやイベント、自ら主催者や登壇者として話す機会を提供します。
メンバーになる